前から気になっていた心肺蘇生法やAED(自動体外式除細動器)の使い方を勉強しに、高津区の救命講習に行ってきました!
自動車の免許をとったときに、学科で救命講習があったのですが、かなり昔に受講したのですっかり忘れてしまっていて…。
当時は18歳とかだったので、特に何も深く考えず、免許を取るための授業としてしかとらえてなかったのですが、大人になってきたら、心肺蘇生法やAEDに色々と疑問が…。
例えば、心臓マッサージ(現在は胸骨圧迫というそうです)って、どのくらいの強さでやるの??とか。
心臓や呼吸が止まっているかどうかってどうやったら分かるの??とか。
ケガしている人や出血している人にもやるの??とか。
AEDについても、AEDが必要かどうかをどうやって判断するの??
心臓や呼吸が止まっていない人に誤って使ってしまうことはないの??とか。
そんな疑問をいつか知りたいなっと思って、それがもし何かの機会に誰かの役に立つならいいなっと。
たまたま、町内会の回覧板が回ってきたら、川崎市の救命講習のお知らせがはいっていたのです。
しかも、開催場所が自宅から徒歩3分くらい。
これは良い機会と思い、申し込んだのです!
ちなみに、今どき電話での申し込みです。笑
定員が20名くらいなのですが、私はたぶん一番乗りで申し込みをしました。
昨年まで無料だったらしいのですが、今年から300円かかることのこと。
受講日の1週間くらい前に受講決定通知書?が届いて、当日は動きやすい服装・筆記用具・受講料300円をもってきてくださいっと記載がありました。
当日受付に行くと、ペットボトルのお茶をくださり、救命講習テキストもくださり、300円でいいの??っと思ってしました。
さらに講習終了後に、普通救命講修了証も頂きました。
説明やビデオや実技などで約3時間にわたる講習だったのですが、やっぱり受講してよかったです。
色々な疑問が解決できましたし、忘れていた心臓マッサージ(胸骨圧迫)のやり方や感覚も思い出しました。
最近では人工呼吸よりも心臓マッサージ(胸骨圧迫)が重視されているので、心肺停止の人を発見したらとにかくひたすら心臓マッサージ(胸骨圧迫)するのが一番良いそうです。
心肺が停止してしまうとその瞬間から脳に血液が送られなくなってしまうので、とにかく早い段階から心臓マッサージ(胸骨圧迫)を絶え間なくすることが大事とのことです。
私もこの講習会で初めて心臓マッサージ(胸骨圧迫)とAEDの違いを知ったのですが、AEDは「無脈性心室頻拍」と「心室細動」という不整脈の場合にのみ必要(有効)で、その他の心静止の場合は心臓マッサージ(胸骨圧迫)のみ必要みたいです。
基本は、心臓マッサージ(胸骨圧迫)をすること。
人工呼吸しなくてもAEDが近くに無くても、心臓マッサージ(胸骨圧迫)をすることで救命率が上がるそうです。
講習会で説明をしてくださった方は元消防隊の方なので、分かりやすかったのと、色々な質問にも的確に答えてくれました。
私が疑問に思っていたことが解決したので、覚書としてここに書いておきたいと思います。
Q.心臓マッサージ(現在は胸骨圧迫というそうです)って、どのくらいの強さでやるの??
成人の場合は、胸が5cmくらい(単三乾電池1本分の長さ)沈む強さで、圧迫する。
子供の場合は、胸の厚さの1/3が沈むくらい。
Q.心臓や呼吸が止まっているかどうかってどうやったら分かるの??
昔は倒れている人の鼻と口に近づいて呼吸を確認したり、脈を確認したりしていたそうですが、現在では10秒間、胸とお腹の上がり下がりを見て、上下に動きがあるかないかで呼吸を確認。
Q.ケガしている人や出血している人にもやるの??
心肺停止の場合はケガや出血をしていても、心臓マッサージ(胸骨圧迫)を行った方が良いとのこと。
Q.AEDが必要かどうかをどうやって判断するの??
必要か不必要か分からなくてもAEDは近くにあるなら使用した方が良いとのこと。
AEDを装着すると機械が電気ショックが必要か不必要かを自動で判断するので、とにかくAEDを使った見るのが大切。
Q.AEDを心臓や呼吸が止まっていない人に誤って使ってしまうことはないの??
AEDを装着すると機械が電気ショックが必要か不必要かを自動で判断するので、大丈夫とのこと。